ほかにも、プット!
昨日にひきつづき本日も、プットです。
プットですが、ひとの名前にくっつけて、使われてもいます。有名なのが
バーナンキプット
パウエルプット
株価が急落するたびに、金融緩和を行って株価を下支えしたことから、まるで株にプットオプションが付けられているようだということで付いた名前です。歴代のFRB議長のお名前が手前に並びます。
旬なものが、トランププット・・・ここは冗談、まだです。でもできるかもしれませんよ、近い将来
バーナンキさんとパウエルさんは、本当です。Wikiにも出てるばずです。おふたりとも米国のゼロ金利政策でとても有名です。
2019年7月31日のFOMC会合・・・結果メモ
米連邦準備制度理事会(FRB)は31日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の誘導目標を0・25%幅引き下げ、「年2・00~2・25%」にすると決めた。利下げはリーマン・ショック後、初のゼロ金利実施に踏み込んだ2008年12月以来、約10年半ぶりとなる
翌8月1日の先物ですが、午前中の21240円(60日線)が安値となり、一日の変動幅としては久々にやや大きめとなりました。為替の109円台が効いたのか午後には落ち着き、きょうのところでは、イベント通過もソフトランディングのようにみえました。
今回7月は「先行き懸念、保険かける」の利下げでした。この先9月「下げ足りない」の声が今後もつづくのか、どうか、今後も目が離せません。
プット=保険
質問です。「上がってうれしいもの」って、なんでしょう?
割とすぐ出てきますよね。たとえば、お給料。
営業成績、そうそう、株!も上がるとうれしいですよね。
では、「下がってうれしいもの」なにか、思いつきますか?
最近では、消費税?でしょうか・・・。
株取引でも、空売りは値が下がることに期待してエントリーします。
「高く売って、安く買い戻す」=空売り
プットは、下がれば利益!
オプション取引のプットは、下がれば利益になります。
たとえば、1万円で買った日経平均先物ラージが、ある日、値を下げ始めました。
「500円までの損は我慢するとして、9500円を割ってくることにはなんとか対処したい」
「それならいま、50円のプット9500を1枚買っておこう・・・さきに5万円が必要だが、仮に先物が9000円まで下落したとしても、満期日には9500円で決済できるのだから」
さて、ここで「仮説をたてる」です。昨日、書きました。
今回、満期時点での先物価格が損益を決めることになります。プット9500購入代金▲5万円はどれも共通です。(必要経費・・・みたいな感じです)
仮説1.先物価格10000円で終了→▲5万円
仮説2.先物価格 9500円で終了→▲5万円+先物下落分-500x1000=▲55万円
仮説3.先物価格 9300円で終了→▲5万円+先物下落分-700x1000+プット利益200x1000=▲55万円
プット=保険
下落のさなか、仮説1で終わってくれればラッキーですね。でも注目ポイントは、仮説2と3です。先物価格に200円の差があるのに、結果は▲55万で固定されています。プットは、こんなふうに「保険」のように機能するものです。
ちなみに今回トレードの損益分岐点は、10050円です。
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もっと詳しく知りたい!とおもわれたかた、こちらも覗いてみてください。
わたしはここから始めました。ご参考に!
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「仮説」をたてる
仮説をたてる
・・・あす以降、相場は動くのではないだろうか?
本日 7月30日(火)ですが、なんの日か・・・ご存知ですか?
ヒントは「黒田総裁」です。(きょうもライブで会見中がありました)
答えは、米連邦公開市場委員会(FOMC)開催日です。米国現地時間で7月30日(火)~31日(水)なので、日本は30日の夜中以降です。年8回開催されます。
アメリカの政策金利が決定・発表される会合ということで注目を集めています。国内のメインのニュース番組でもトピックにあがるほどですから、日本の金利政策ひいては経済全般にも影響あり・・・というわけです。
「あす31日のFOMC発表を控えて商いは様子見・・・」とか、よく聞きますよね。
3つの可能性
明日以降の相場の先行きについて、可能性を考えます。
1.米国利下げ実施が決定され、さらに追加利下げも示唆される→上昇
2.今回の米国利下げ幅は想定範囲内、期待はすでに折込み済み→下落
3.FOMCは米国金利のことなので、日本の株式市場は無反応→動かず
当然ですが、この3通りです。これが「仮説をたてる」です。
しかし実際のところ「予断をゆるさない」の表現がぴったりです。予想は難しいです。あすの相場の上げ下げは、誰にもわかりません。
まとめ
「予想」は「裁量」にほぼ近いです。「自分の考え」なので「ひとつだけ」です。
「別案のない予想」ではなく、目の前にあるできごとをいろんな方向から観て出てきた「複数の仮説」を書き上げてみる。これをもとに最終的に「決断」する。
そして、たてた仮説が正しいかどうかは、後日にしかわかりません。今回の判断が少々ずれていたとしたら、その失敗をもとにたてた仮説を修正すればいいのです。つぎのトレードに活かすということです。
この作業の繰り返しが、失敗のリスクを減らすことにつながります。
損少利大
こんにちは。投資に興味のあるかたなら「損少利大」という言葉をきかれたことがあるとおもいます。トレードを永くつづけていくためにとても大切な考え方です。
これこそが先週書いた「判断基準」です。
たとえばですが「1回のトレードで10万円の利益をあげたい」と考えたとします。
それなら少なくとも1回のトレードで失う額を10万円の半分=5万円までに抑えなくてはなりません。まえにも書きましたが、トレードは確率的には「2回に1回は負ける」からです。
【トレード具体例】
1回目 思惑と反対方向で、5万円の損失
2回目 これまた反対方向、5万円の損失
で、ここでやめたら2連敗、損失10万円です。もうやめたい・・・と思いながら
3回目 本読んだり、YouTube観たり、ちょっと勉強して、今回こそは10万円の利益確定!・・・・あぁやっとこれで、とんとんです。
さて、4回目ですが、ここからが大事です。
4回目 ちょっと自信ついた!とおもったけど・・・うっ~4万円の損失!油断した?
またまたがっかりしますが、ここは冷静に振り返ります。損失を4万円で食い止めたトレードからは、わずかですが、0.33万円の損切り猶予が生まれています。
「長い目で観ればとんとんよりは、ほんの少しだけど有利!」と前向きに考えることにします。
さて、気を取り直して
5回目 今までの投資履歴を振り返りながら慎重にトレード・・10万円の利益確定!
6回目 コツをつかんできたっ?・・初めて目標額をうわまる11万円の利益確定!
【結果と検証】
合計6回分の集計 ▲5+▲5+10+▲4+10+11=17万円の利益
A=1回のトレードで損をした額(平均)▲5+▲5+▲4=14/3=4.6万円
B=1回のトレードで得られた額(平均)10+10+11=33/3=11万円
さて、Ax2< B は、どうでしょう・・・満足できたのか?
4.6x2=9.2 < 11・・・OK!損少利大になっています!
【まとめ】
一回の損失をより小さくする技術習得と、あわせて利益を最大化する工夫をしていくことを「損少利大」といいます。そしてこれは、トレードのエントリー・継続・Exit(終了)の判断基準となります。継続して投資を続けられる最低条件です。
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もっと詳しく知りたい!とおもわれたかた、こちらも覗いてみてください。
わたしはここから始めました。こちらもご参考に!
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くうねるググる みるつづる 7月27日版
ブログ開始、一週間となりました。
はじめての週末です。平日は株式相場が開いているので、やはりそちら関連の話題をつづろう・・・とこころがけています。
でもやっぱり、よまれるかたも理屈ばかりではしんどくもなります。というわけで、週末の特設ページをつくることにしました。
ここは、雑記ページです。その週にあった出来事(気になった話題・メモしておきたいこと)とか、ふと思いついたこと、または思いつのったこと(一回の記事では終わりそうにないから、とりあえずのメモ書き)などなど
では、今週のランキングです。
1.松本人志、大平サブロー・・・はじめ、リーダー的芸人さん多数を巻き込みながら大騒動になった吉本興業。本来の問題点(反社問題)がぼんやりになってます。
2.京都アニメーション放火事件 こころの闇を生んだ背景に目を背けないことが再発防止になると思いたい。
3.7月21日投票参院選結果 国政にストーレートパンチ!2はーつ! N国 議員枠一人獲得+山本太郎氏 宣戦布告?
以上、また来週!
判断基準
梅雨、おくれながら明けましたね。
本日金曜日、あすは週末、もういちにち、かたいおはなしですが、つづけます。
さてきょうは「判断する基準」でしたね。
思惑通り上がっていても、反対に下がっていても、迷いますよね。
このままトレードを続けるのか?それとも、やめるのか?
さきに書きます。
損益額を、具体的に、まえもって、決めておくのです。これが「判断基準」です。
A=1回のトレードで損をしてもいい額(許せる)
B=1回のトレードで得られる額(可能性がある)
そのうえで、Ax2<B であれば、少なくとも退場は免れる・・・というわけです。
理由はまえにも書きましたが、トレードは確率的には「2回に1回は負ける」から、です。
買ったら下がる
売ったら上がる
・・・「なんでやねぇ~~~」となります。(だいたいの場合・・・ですよ)
次回以降、もうちょっと具体的なことかけたらいいなとおもっています。
裁量<判断<決断
きのうの記事で「裁量はしないと決めた」とかきました。
これは「相場の行く先を予想しない」という意味です。
自分の予想とは違う方向へ行きそうなとき、損切ったほうがいいのか?
利益は出ているけど、まだまだ継続したほうがいいのか?ここでやめるのは損?
とっても、迷います・・・あす上げるのか下げるのか、わからないのですから。
「じゃ、どうるすの?」
「決断」します。
「それって結局、判断してるんじゃないの?」っておもいませんか?
「判断」ですが、AとBを調べたうえで、このふたつは違うものだ・・・とわかることですね。でも「決断」は、AとBの違いを知ったうえで、どちらかを選ぶこと!です。
さっきの場面、損切りか継続か・・・で、どちらかを選ぼうとするなら、です。
これ以上の損失はゆるせない=損失確定、または
これ以上の利益はあきらめる=利益確定、のどちらかです。
損も得も、いったん確定させる!ということです。つまり
決断=判断を受け入れるです。(けっこうつらいですよ~)
これでまた、あらたにフラットな気持ちで次のスプレッドに入れます。
次回は、判断の基準についてかきます。では、また。